歯のマメ知識

2014年3月22日

誤嚥性肺炎と口腔ケア

みなさんこんにちは!今週の歯のマメ知識は、「誤嚥性肺炎」と「口腔ケア」の関係についてお話します。

 

高齢者の方で「肺炎」で亡くなる方が多いのはご存知でしょうか?

この、「肺炎」とは、実は多くの場合「誤嚥性肺炎」のことを指しているのです。

「誤嚥性肺炎」とは、風邪を拗らせてしまった時などにかかる肺炎とは、ちょっと違うのです。

「誤嚥」とは、物を飲み込むと(これを嚥下するといいます)、通常は食道を通って胃に運ばれていきますが、誤って気管に入ってしまうことをさします。

気管に食物が入っても、通常は「むせる」ことで気管の外へ排出されます。

しかし、年を取ると、筋力が低下し、「むせる」ことが出来なくなって、気管を通って肺の中に食物が入り込んでしまいます。

このとき、食物と一緒に口の中の細菌も肺へ入って行き、中で炎症を起こし、肺炎を引き起こすのです。

 

では、この誤嚥性肺炎を予防するには、どうしたら良いのでしょうか?

 

肺の中へ入り込んでしまう細菌の数を減らすことで、誤嚥性肺炎のリスクを低下させることが可能になります。

肺へ到達する菌の数を減らすには、口腔内の菌の数を減らせばよいのです。

口腔内の細菌数を減らすには、お口の中を清潔に保つことが第一です。

ご自分の歯がある方はもちろん、総義歯のかたも、義歯を清潔に保つことで誤嚥性肺炎を予防できるのです。

 

健康で長生きする為にも、お口の中はいつもキレイにしてきましょう☆

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