歯のマメ知識
2019年6月29日
恐竜の歯と胃石
恐竜の名前に〇〇ドンとなっている場合がよくあります。「ドン」というのは、歯のことで、例えばイグアノドンならイグアナの歯という意味です。初めて化石として発見された恐竜の体の部分が歯で、そこから恐竜の研究が始まったといいますから、歯は恐竜研究の象徴のような存在なのでしょう。
ところで草食恐竜と肉食恐竜とでは歯の形も異なります。草食のほうは固い植物をすりつぶしやすいようになっており、肉食のほうは肉を切り裂くために尖った刃が何本も並んでいます。これらの恐竜の歯は、何度も生え変わったそうです。肉食恐竜は、折れた歯だけが新しい歯と交代したのですが、草食恐竜は全部の歯が生え変わったといいます。
とはいえ、恐竜にとっても虫歯や歯周病が大敵だったようで、恐竜の中でも前足が極端に短いティラノサウルスは、その前足を手のようにして歯の掃除をしていたことが分かっています。
一方、胃の中に握りこぶしほどの石が入っていた恐竜もいたそうです。なんと食べ物がその石と一緒に混ぜられて細かく砕かれていたといいますから、丸吞みした食べ物を消化しやすいようにしていたのかもしれません。このような歯は胃石と呼ばれています。歯の働きを助けていたのですね。
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