歯のマメ知識

2024年2月21日

妊婦さんに迫る恐怖?!歯周病の意外な弊害がここにも...

  妊娠中は胎児のいる子宮がお腹の中の静脈を圧迫して血流が悪くなる上に、ホルモンの影響で静脈が太く柔らかくなり血管内の「弁」がうまく閉じれず、ふくらはぎにコブのような静脈瘤ができることがあります。

 歯科との関係では2007年に行われた調査で、出産後の手術で切除した静脈瘤から歯周病菌が検出された報告がありました。

 私は、患者さんで妊婦さんがいらっしゃると、妊娠中はホルモンの関係で歯周病が悪化しがちで、症状が進むと早産を招き低体重児の原因となることがあるので出産までなるべく頑張って口腔ケアに来てもらうようにお話しします。低体重で生まれた子は余談ですが2型糖尿病にかかるリスクが約1.3倍健常児に比べて高いという報告もあります。

 歯周病を引き起こす細菌や有害物質は、血液や肺に入り込み、心臓病(狭心症、心筋梗塞など)や様々な血管疾患や動脈瘤、細菌性肺炎、糖尿病の悪化に繋がります。

 歯周病も高血圧や糖尿病等と同様、最終的には致命的な合併症を引き起こすサイレントキラーの1つという事実が最近では明らかになってきました。

お口と体は繋がっています、歯周病をあなどる事無かれ!ですね


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